2021年 11月 20日

多発性骨髄腫 再発時の治療について

再発・難治多発性骨髄腫に対する治療戦略

多発性骨髄腫は治癒を得ることが難しい血液がんですが、ここ10年位の間に多くの新しい治療薬が開発され、治療成績の向上とともに治療に対する考え方も変わってきました。再発・難治例に対しても、新しい治療薬をいかに組み合わせ、どのタイミングで使用するかが重要です。将来的には、CAR-T細胞療法などの免疫療法なども用いられると思います。当日は、現状を踏まえて、再発時の多発性骨髄腫の治療について考えてみたいと思います。

講演者:木崎 昌弘
司会:池田 明香
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木崎 昌弘
きざき まさひろ
埼玉医科大学副学長/総合医療センター血液内科教授
40年以上前の研修医の時代に、急性白血病の患者さんを受け持ったことがきっかけで血液内科を専攻しました。以来、白血病を治したいとの夢をかなえるべく、慶應義塾大学医学部や米国カリフォルニア州立大学ロスアンジェルス校(UCLA)への留学を通して血液がんの診療や研究を行なってきました。2007年より埼玉医科大学総合医療センターにて血液内科を担当しています。分子標的治療薬などの優しい治療で血液がんを治すことをモットーに、研修医の頃の夢を若い先生方と追っています。