多発性骨髄腫は治癒が期待できない「血液のがん」ですが、多くの新薬により、外来通院での治療が可能になりました。効果的な初期治療は、早期に骨痛、貧血、腎障害などの症状緩和につながるだけでなく、長期生存にも最も寄与する重要な治療です。講演では初期治療を中心に長期的な治療戦略について説明します。