胃がんの手術について

もっと知ってほしい胃がんの手術について

がんは薬で治るようになって、いずれ手術が必要なくなる時代がやってくる可能性があると考えられていますが、胃癌に関してはいまだに手術(完全にがんを取りきる)が治療の第一選択であることに変わりはありません。胃がんと診断され、急に「手術が必要です」と言われても、手術ってどんな感じか、手術するとどうなってしまうのか、など不安ばかりかと思います。今回は主に手術治療について、みなさんに知っていただきたいと思っています。

講演者

菊地 功(きくち いさお)先生

市立秋田総合病院 消化器外科 医長
2001年秋田大学医学部卒。秋田県厚生連雄勝中央病院、秋田大学医学部付属病院消化器外科で研修。2010年に埼玉県立がんセンターの門をたたき、食道から肛門までの消化管、肝臓胆嚢膵臓の癌について幅広く診断、手術治療について学ぶ。腹腔鏡下手術を習得し、2014年から市立秋田総合病院に勤務。現在は主に胃がんや大腸がんの腹腔鏡手術や開腹手術、癌の抗がん剤治療を担当。当院では外科医全員で毎朝カンファレンスを行い、個々の患者さんにとってのベストを常に考えながら治療を進めています。