がんは大人だけの病気ではありません

9月は世界小児がん啓発月間です

年間100万人を超えると言われるがん罹患者数の中では0.25%と、希少がんともいえる存在の小児がん。

そのため、情報も少なく、専門医や専門医療機関も決して多いとは言えません。残念ながら、小児がんの子どもたち、そしてご家族への十分な情報や支援があるとは言えない状況です。

また小児がんを経験して成人に達している人は、20代の1,000人に1人と試算され、その多くの人は問題なく社会生活を営んでいますが、一方で、晩期合併症を抱えて困っている人もいます。

辛い治療を終えて社会に戻った子どもたちは、その後も長期のフォローを受けなければなりません。治療中でも安心して就学ができるように、また、長期フォローアップを受けながらでも就職、就労が継続できるように社会の理解と合わせてサポート体制と支援が必要です。

小児がんの子どもたちのために 克服した大人のために わかってほしい5つのポイントがあります。
小児がんを早く発見しましょう

小児がんの兆候を見逃さずに、早めにお医者さんに相談することが大切です。

専門の治療機関に相談しましょう

小児がん専門の拠点病院、連携病院が全国にあります。

長期に渡るフォローアップが大切です

治療終了後も定期的なフォローアップのために検査を受ける必要があります。

小児がんサバイバーに理解を示しましょう

小児がんの治療による合併症、発育不全などを理解してください。

ひとりでも多くの子供を救いましょう

いまだ2割の小児がんの子供が亡くなります。研究開発のための寄付金が必要です。

小児がんとは、0歳から15歳未満の子どもが罹患するがんの総称です。(※15歳以上でも小児がんの治療を受けている子どもたちもいます。)

小児がんの治療は近年向上し、8割が治るようになりました。しかし悪性脳腫瘍など治療法の向上が待たれている病気があり、いまだ2割の子供たちは亡くなっています。日本では年間約2,000~2,500人が「小児がん」と診断されます。
子供は小さな大人ではありません。小児がんの治療の多くは、成人よりも強い治療をします。成長期に強い治療を受けるため、晩期合併症と呼ばれる症状が出ることもあり、治療後も長期のフォローアップが必要です。

小児がんの啓発カラーはゴールドです。小児がんに苦しむ子どもたちと、彼らに必要な医療やケアと研究に、「輝かしい光をあてる」という意味がこめられています。社会の理解と、みなさんの支援を必要としています。

次のようなことが続いている場合、小児科医や小児外科医に相談してください。

小児がんの治療は大人のがんと同じ病名であっても、治療法が違います。発育途上であることから心理的なサポートも重要であり、小児がん専門の医療者が治療に当たることが非常に重要です。たとえ発見時に緊急度が高くても、専門医に相談するようにしてください。日本では現在、全国に「小児がん拠点病院」と、「小児がん連携病院」があります。詳しくは下のボタン(国立成育医療研究センターへのリンク)からご参照ください。
小児がん拠点病院とは
小児がん拠点病院とは、小児がんの医療および支援を提供する地域(近隣都道府県を含む)の中心施設として、厚生労働大臣が指定した病院です。
小児がん連携病院とは

各地方ブロック内の小児がん医療において、質の高い医療及び患者支援をより多くの患者さんに提供できるよう、医師をはじめとする一定水準以上の専門の医療スタッフ、一定の医療設備を設けている医療機関に対して、当該地方ブロックの小児がん拠点病院から指定を受けた医療機関です。

もし近くに専門病院がない場合には

お近くに専門病院がない場合は、国立研究開発法人国立成育医療研究センターで相談を受けつけています。(下のバナーをタップすると小児がん医療相談ホットラインのページが開きます)

長期フォローアップとは

「長期フォローアップ」とは治療がほぼ終了し、診療の重点が晩期合併症、後遺症や副作用対策が主になった時点から10年後、20年後と長年に渡り継続的に経過をみていくことです。小児がんは小さい時に治療が行われることが多く、場合によっては本人が治療内容を知らされていないこともあります。

小児がん経験者が、自分が経験した病気や治療について知り、将来晩期合併症が起こる可能性があることを理解し、必要な検査をきちんと受けて問題発生を未然に防ぐために長期フォローアップが大変重要です。治療終了後約5年以上が経過し受診が途切れている方や、治療終了後に何か気になっている方は、医療機関の長期フォローアップ外来へ相談をしましょう。

晩期合併症とは
⼩児がんは、治癒するようになってきた⼀⽅、治療時期が発育途中であることから、成⻑や時間の経過に伴って、がんの影響や、薬物療法、放射線治療など治療の影響によって⽣じる合併症がみられます。これを「晩期合併症」といいます。晩期合併症は、⼩児がん特有の症状です。
小児がんサバイバーへの配慮
小児がん治療の課題

小児がんは、手術や抗がん剤、放射線を組み合わせた集学的治療(チーム医療)が行われます。

近年では、染色体や遺伝子の解明や、画像診断の進歩により進行度を正確に把握できるようになり、個々の状態に応じて最適な治療法を選択できるようになってきました。

その結果、小児がんの治癒率は向上し、かつては「不治の病」と認識されていた小児がんは、「治る病気」といわれるようになりました。しかしながら今もなお15歳以下の死亡原因では上位を占めています。

とくに問題なのは、患者数が少ないために小児がんの治療方法、医薬品の研究開発が遅れていることです。こうした病気の治療方法の研究開発には公的な資金以外に寄付金が大きな手助けとなります。

子どもの命が失われることはあってはならないことです。みなさまのご協力をお願いいたします。

医学監修:真部 淳先生(北海道大学大学院医学研究院小児科学教室 教授)

レモネードスタンドを開催して小児がん支援をしませんか?

レモネードスタンドの収益は小児がんの治療に関する研究開発に使われます。キャンサーネットジャパンではレモネードスタンドジャパンの運営事務局をしています。

レモネードスタンドを開催してみたい方、是非お問合せください。

ゴールドリボンを胸につけて、啓発(小児がんの子どもたちを応援)をお願いします

キャンサーネットジャパンでは小児がん啓発バッジ「ゴールドリボンピンズ」を販売し、9月の啓発月間に一人でも多くの方々が身につけて一緒に啓発をしてくださるよう活動をしています。

ピンバッチの収益(1個500円)は小児がん啓発のための冊子作りに使われます。みなさまのご協力をお願いいたします。

ゴールドネイルで小児がんを応援

小児がん啓発カラーであるゴールド色のネイルを、9月の世界小児がん啓発月間(Gold September) にあわせて、株式会社ウカさんが限定発売してくださいました。

限定販売された1,000本の「ネイルポリッシュ」は完売し、9月30日に150万円のご寄付をいただきました。

このご寄付は、冊子「もっと知ってほしい小児がんのこと」の作成費用として使わせていただきます。

株式会社ウカの皆様とご購入いただきました皆様へ心より感謝申し上げます。

城南信用金庫&富国生命よりプレゼント

全国の小児がん拠点病院へ、自由帳(城南信用金庫提供)とお野菜クレヨン(富国生命提供)3,000セット、全国の小児がん拠点病院へプレゼントされました。これは、小児がん啓発カラーが金色(ゴールド)だったことから、信用金庫さんとのご縁に繋がりました。CNJがデザインした表紙は子供たちが大好きな地図です。

信用金庫のキャラクター「しんちゃん」と、富国生命のキャラクター「キティちゃん」も、小児がん啓発バッジを付けて、ゴールドセプテンバーを啓発してくれました。

じゆうちょうとクレヨン

ファミちゃんがゴールドリボンで啓発

株式会社ファミリアの神戸本店と代官山店ではキャラクターのファミちゃんが、CNJ小児がん啓発ゴールドリボンを付けて啓発へ協力してくれました。

早稲田大学ビジネススクール(WBS)と共同で小児がん啓発

WBSで「企業経営と社会変革ゼミ」を担当する鶴谷武親客員教授とのご縁で、あらゆる方向性から小児がん支援を考え、小児がんに対する認知拡大、小児がんを取り巻く環境の改善へ共に取り組んでいきます。

小児がん啓発月間チラシ

配布、掲示用にチラシを用意しています。下のボタンからPDFファイルをダウンロードできます。

キャンサーネットジャパンでは、特定領域への寄付、遺贈などのご相談を受けております。

キャンサーネットジャパン「小児がん啓発」についてのお問合せ
NPO法人キャンサーネットジャパン

〒113-0034
東京都文京区湯島1-10-2 御茶ノ水K&Kビル2F
TEL: 03-5840-6072
FAX: 03-5840-6073

info@cancernet.jp